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プレゼンのコツ 全体編

「プレゼンテーション」という語について辞書を引くと「提案」「提示」「口頭発表」といった訳語が見受けられます。重要なのは、「提案」や「発表」と聞くとプレゼンについて一方的な印象を抱きますが、プレゼンもコミュニケーション(相互の意思疎通)の一種だということです。プレゼンの目的は、自分の提案を相手に印象付けつつ、相手に自分の意図したように動いてもらうことにあります。そのコツについて以下に述べていきます。


ブレインストーミング

全体として必要なこと、心がけること


客観視しよう

営業業務の研修では、売る側の都合ばかり一方的に押し付けず、自分が買い手の立場だったら、どのように説得されれば、その商品を買うか考えろと諭されます。プレゼンもこれと似たようなもので、聴衆側の立場に配慮することが重要です。とくに初期段階においては、頭の中だけで自分を客観視するのではなく、鏡やビデオを用いて明確に客観視する方が効果的でしょう。


緊張や話し方の単調さを克服するには練習あるのみ

緊張するということは、あなたが現実と真面目に向き合っていることの表れでもあります。誰かが、あなたの前で緊張感のないプレゼンをしたら、あなたはその発表者には緊張感が欠けていると思うでしょう。したがって、少々の緊張ならば身を適度に引き締める効果があるので、一概に悪い事象と見なすべきではありません。

そうはいっても、過度の緊張は良い結果を生みません。その克服のためには練習を積み重ねるしかありません。落着きと親しみのある姿勢・表情を心掛け、円滑な論旨展開ができるように練習を積み重ねましょう。


声や外見にも気を配る

面接とも共通するものがありますが、発声に関しては大きさ(後部まで通る声)、速度(緊張していると早口になりやすい)、抑揚、適度に間をおくこと、余計な言葉(え〜、あの〜)に注意すべきでしょう。また外見に関しては、自分を魅力的に見せる表情の維持、視線の安定(ときには聴衆と目線を合わせる)、スライドばかり見て聴衆をおざなり(なおざり)にしないこと、姿勢(背筋を伸ばす)に注意すべきでしょう。


ストーリーとして伝える

環境問題の解決策を提示したいのなら、何らかの環境問題を例にとり、現状の統計や政治的動向、市場の状況について一貫性のあるストーリーとして述べましょう。プレゼンをストーリーとして仕立てられれば、聴衆はひきつけられるはずです。


原稿は用意せずキーワードだけ書いたメモを用意する

プレゼン内容を事細かに書いた原稿を用意すべきではありません。原稿ばかりに気をとられると口調が単調になるからです。原稿通りに読んでもスピーチが単調にならない人は、声優やアナウンサーなど専門的な訓練を受けた人だけです。原稿がないと不安になる場合は、キーワードだけ、あるいは忘れてはならないポイントだけを書き留めておいたメモを用意すべきです。


商業ビル

悩みや問題を解決し、聞き手に納得してもらうこと

プレゼンの目的は自社製品を購入してもらったり、特定事項について理解を深めてもらうなど、自分の意図したように聴衆が動くことにあります。それには発表者が聴衆の悩みや聴衆が抱えている問題を聴衆と共有し、解決に結びつけることが重要です。自分の主張を一方的に伝えるのではなく、相手のことを思いやったうえで、問題解決につなげられる提案をすることが重要だといえます。聴衆が自身の問題解決に結び付けられるものと納得すれば、聴衆は発表者の意図したように動いてくれる率が高まるでしょう。


自分が理解していることを伝える

上記を言い換えると、自分が理解していないことを相手に理解させるのは非常に難しいということです。発表者の理解が不足していると、迷いやブレまで聴衆に伝わってしまうものです。迷いやブレが伝わったモノに対して納得することは難しいものです。事前に隅々まで理解度を深めておきましょう。


相手が理解していないことや知らないことにも配慮する

プレゼンでは自分がよく理解していても、相手が知らないということが多々あります。その場合、いきなり自分が伝えたい内容の核心について述べると、それについて理解のない相手は戸惑ってしまいます。それよりも相手の知識と理解度を発展させる形で核心にもっていくことが重要です。


他者(他社)の批判や中傷は避ける

ネガティブなことは避けた方が無難です。プレゼンで毒を吐いてもウケる人は一部の人だけです。


スライド(パワーポイントについて)


簡潔な言葉、簡潔なスライド

配布資料やパワーポイントのスライドなどはあくまで補助的な媒体にすぎません。補助媒体作成ばかりにエネルギーを費やして、理解や構成が薄い状態でプレゼンに臨むべきではありません。また簡潔な言葉とスライドで訴えた方が聴衆の好感度が高まるはずです。


言動にもスライドのデザインにも一貫性をもたせる

スライドのデザインやプレゼンの構成は一度完成して、さらに時間を置いてから再び見直すと問題点が浮き彫りになることが多いです。

段階編へつづく




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