社会の杜

トップページ > 地理の知識:目次 > 地理の知識:プランテーション

プランテーション

植民地時代の残滓


プランテーションとは、主に熱帯・亜熱帯の途上国において先進国の資本が現地の安価な労働力を利用しつつ単一の商品作物を大規模に栽培する農業のことです。かつての列強による植民地経営がその原点です。貧しい黒人や先住民が従業者の多くを占めるなど植民地時代の構造は現代でも引き継がれています。

途上国と飛行機

プランテーションが行われている国の経済は、コーヒー豆やカカオなどの特定一次産品の輸出価格に依存するため、不安定になりがちです(=モノカルチャー経済)。モノカルチャー経済においては、取引業者が一次産品を買い叩く構造が問題視されました。

チョコレートの味を知らないカカオ生産者


プランテーションに従事する労働者の中には、カカオを生産しながらも甘いチョコレートの味を知らない年少者もいるとされます。それだけプランテーションの構造は下流で生産する人にとって酷だということです。

フェアトレード


そこで提唱されたのがフェアトレード(公正な貿易)という形態です。フェアトレードにおいては最低取引価格が設定されるため、労働者は以前よりも安定した賃金が得られます。また先進国におけるコーヒーやチョコレートの消費者に対して、企業が公正な取引を実施している旨を商品に明示すれば、消費者はその商品を信頼するため、割高でも公正さに配慮された商品を購入するといわれています。




はてなブックマークに追加 

サイトマップ   ウェブサイト運営目的

スポンサード リンク