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大学が醸す雰囲気は本質的にリベラル

大学の雰囲気


大学が醸す雰囲気は多くの場合、リベラルだと考えられます。なお、ここでリベラルとは、中道左派的な自由主義を指すものと見なします。そこで左翼の性質について振り返ってみると次のことがいえます。

  • 理性重視
  • 普遍主義
  • 理想主義
  • 教育については自由で開放的な形を好む

次に大学の一般的な姿を挙げます。これは文系・理系を問わず概ね通用します。

  • 論理的な思考が求められる
  • 普遍的に通用する法則や考え方が求められる
  • 学術的な理論や法則は現実を完全に反映できないので、条件の理想状態を想定しやすい
  • 小中高に比べて学生の自由と自主性に任せられる度合いが大きくなる
  • 学生や教授について外国人の割合が増える

こうして双方の箇条書きを見比べると、リベラルと大学は通じるモノが多いと感じられるでしょう。これは、一般に右翼が理性をさほど信頼せず、地域固有の産物を好み、教育については管理的な形を志向しやすいことと対照的です。

国粋主義=普遍主義?


しかし、以上の特徴には大きな例外もあります。それは地域固有の産物が普遍的に通用する場合です。たとえば、大学の学問の殆どは近代西洋がもとになっていますが、当初は西洋固有のモノにすぎませんでした。それでも西洋人は、西洋の産物は普遍的に通用すると見なしたからこそ、ここまで広がったのであり、また受け入れた側としても、それだけの価値を見出しからこそ各大学に定着したといえるでしょう。これはキリスト教の布教活動に近いものがあるかもしれません。




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