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よい本にめぐり会うために

リアル書店とネット


山積みの本ノンフィクションの良書にめぐり会うためには、リアル書店とネットの二つを上手く使うことが必要です。なお、ここでいうよい本は、史実や社会観についてできる限り公正なもの、さらに読者の好奇心や問題意識をよい形で引き出してくれるものと定義します。

リアル書店の長所は本当か


リアル書店の長所についてよくいわれるのは、店内を適当に探索していると思いもよらなかった本にめぐり会え、その中身もチェックできるというものです。確かに、これは大きな長所です。

しかし、現在の日本のリアル書店では、多くの場合、本は取次(本屋の問屋)から自動的に送られてきます。よって、新刊が古い本と重複する分野である場合、古くて売れない本は書店から押し出されて取次・出版社に返本になってしまいます。つまり、多くの本を抱えていられない中型・小型書店の品揃えは偏ってしまうのです。

この点、ネット書店では、検索を上手にかけたり、関連・おすすめリンクをたどっていくと、新刊や売れ筋に止まらない本を発見することができます。またブクログや読書メーター、書評家のブログ、掲示板、アマゾンレビューなども参考になります。リアル書店での探索は自分中心ですが、ネットでの探索は他者の意見に左右されるところが大きくなるのです。

偏らない工夫


ただし、こうしたサイトは書評が偏っていることも少なくないので、たとえば政治経済の本が欲しいなら、旧帝大の図書館が所蔵しているかどうかをチェックするなど、使い方を工夫する必要があります。むろん旧帝大の図書館も万全ではないでしょうが、そこの教授が認めたり、学生が求めたりした本というのは、フィルターをくぐりぬけているだけあって、一定の参考になります。

また中古書店や市民図書館でも、新刊中心の書店では扱っていない良書にめぐり会えることもあります。皆さんもリアル書店とネットの二つをバランスよく使って、本を探索してみてはいかがでしょうか。



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